Vol.5 健診結果が気になったら。今すぐできる3つの「適塩アクション」

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サムネイル。弁当の栄養表示をチェックするという適塩アクション

秋の健康診断のシーズン。
結果が手元に届き、思わずドキッとされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 
「以前よりマークがつく項目が増えた」と焦りを感じつつも、「一体何から始めればいいのか分からない」と戸惑う働き盛りの方は少なくありません。

■ 今の生活で「確実にできること」を

責任あるポジションを任されるようになると、健康管理に使える時間や心の余裕はどうしても少なくなるものです。
お昼は時間がなくてサッと食べられる牛丼やラーメン、時にはデスクでカップ麺。夜は遅くなってコンビニ弁当で済ませたり、断れない付き合いの会食があったり……。

そんなお忙しい日々の中でも、「今日から毎日自炊する」「毎食たっぷり野菜をとる」と決意し、目標を立てることはとても素晴らしいことです。
ただ、その目標に向かって頑張る中で「少し息切れしそうだな」「毎日はハードルが高いな」と感じる瞬間があるかもしれません。 

健康管理で何より大切なのは、自分のライフスタイルに合わせて、無理なく笑顔で長く続けていくことです。「今の生活だとちょっと難しいかも」と感じた時は、目標を諦めるのではなく、まずはできる範囲から「一歩ずつ始める」ルートに切り替えるのが継続の秘訣です。

 今回は、忙しい毎日の中でも負担なく取り入れられる、3つの「適塩アクション」をご紹介します。

■ 三日坊主にならないために!確実にできる「適塩アクション」

①麺類のスープは「半分残す」をルールにする
ラーメンやうどんの塩分は、実は全体の6〜7割がスープや汁に潜んでいます。適塩のためにはスープをできるだけ残すことが一番ですが、美味しいスープを味わいたい気持ちもよくわかります。
ステップアップの第一歩として、まずは「半分残す」ことからチャレンジしてみませんか?
半分残すだけでも、約2g前後の塩分をカットすることができます。 

適塩アクション① スープを残すことでどれくらい塩分をカットできるかを表した

※文部科学省「日本食品標準成分表」および一般的な外食チェーン・飲食店の標準的な栄養成分公表値をもとに作成した目安値です。店舗・調理法・麺の量によって数値は前後します。

② 調味料は「かける」から「つける」「ふきかける」へ 

お弁当のおかずは、冷めても美味しく食べられるように、もともとしっかり下味がついています。付属の醤油やソースを何気なく全部かけてしまいがちですが、使い切らなくても十分美味しくいただけます。

そこでおすすめなのが、全体にドバッとかけるのをやめ、フタに出して「少しだけつける」スタイルに変えること。舌に直接塩味が触れるため、少量でもしっかりとした満足感が得られます。

また、自宅での食事なら、100円ショップでも手に入る「しょうゆ用スプレー」を取り入れてみるのも一手です。霧状にふきかけることで全体に薄く味が広がり、使う量を無理なく大幅にカットできます。

【調味料の使い方と塩分カットの目安(醤油の場合)】

適塩アクション② 醤油の使い方でどれだけ塩分を減らせるか

③ コンビニ選びの1秒ルール:「食塩相当量」を見る 

適塩アクション③ 栄養表示をチェックする


お弁当や惣菜を買うとき、パッケージの裏にある「栄養成分表示」の『食塩相当量』を見るクセをつけてみることがおすすめです。
厚生労働省が定める1日の塩分摂取目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満です。
3食で割ると、男性なら1食あたり「約2.5g未満」、女性は「約2.1g未満」がおおよその目安になります。
まずはこの数値を基準に商品を見比べてみるだけでも、立派な適塩アクションになります。

※上記のアクションや数値は、生活習慣の改善を目的とした一般的な目安です。
すでに医師から塩分制限などの指示を受けている方は、必ず主治医の指示に従ってください 。

■ そのコツコツを支える新しい選択肢「塩分オフセット技術」

上記のような小さな工夫を日常的に続けることが理想ですが、
ビジネスパーソンにとって、お付き合いでの会食が避けられない日や、
どうしても濃い味のラーメンでストレスを発散したい日もありますよね。
ストイックになりすぎて食の楽しみを奪われてしまっては、元も子もありません。

そんな時は、「塩分オフセット技術」 というアプローチに頼ってみるのも一つの手です。

塩分オフセット技術を説明する画像

「今日はどうしても塩分が多くなりそう」「付き合いで外食が続く」という日に、この技術を活用することで、食事の楽しみを損なうことなく、健康管理の頼もしい「お守り」として役立てることができます。

健康管理は短距離走ではなく、長く続くマラソンのようなものです。目指すスタイルは人それぞれですが、何よりも大切なのは「自分にとって長く続けやすい形」で日常に定着させていくことです。

負担を感じすぎず前向きに歩みを進めることが、将来の健康を守る土台となります。まずは今日のお昼ご飯から、できる範囲の「適塩アクション」を始めてみませんか。

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一般社団法人 おいしく適塩推進協会
管理栄養士 三浦

【プロフィール】大学卒業後、管理栄養士資格を取得。専門機関にて、通算3000名以上の特定保健指導に従事。現在はトイメディカル株式会社に入社し、当協会の専任管理栄養士として、現場経験を活かした「我慢しない適塩ライフ」の普及・発信を行っている。